メンタルパフォーマンス・ラボ


研究会の主旨・目的



★メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会の主旨説明

  メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会は1994年7月15日(金)に当時近畿大学教養部助教授(現東海大学体育学部教授)の高妻容一によって始められました。

そして第1回研究会において研究会開催の目的・主旨が次のように報告されています。

 「メンタルトレーニングをはじめとするスポーツ心理学のテクニック(スキル)をスポーツを指導する監督やコーチを対象にセミナー形式で理解してもらい、それらを指導するチームや選手に応用し、そのデータや成果を持ち寄り、互いに討議してみようという試みである。

日本において研究レベルの学会や研究会は頻繁に行われている。しかし、その研究されたスポーツ心理学のテクニックを指導したり、情報の交換をするセミナーや研究会が少ないように思える。もちろん、いろいろなスポーツ関係の研究所や会社がビジネスとして高額のお金を取りセミナーとして行っているのも事実である。

一方、外国ではこのようなスポーツ科学の応用に関する学会や研究会が盛んに行われている。そこでこの研究会は、国際メンタルトレーニング学会(ISMT)や国際応用スポーツ心理学会(AAASP)を参考にスポーツ選手に実際に役に立つ「応用テクニック(スキル)」をコーチなどの指導者に活用してもらうことも目的としてはじめたものである。もちろん現役の選手、学生、将来コーチなどの指導者や教師になりたい人々も含めて参加をしてもらった。」

  これが研究会報告の冒頭にある主旨・目的です。その後、研究会を紹介するときにはつぎの文章で主に紹介をしています。

 コーチ・選手を対象とした研究会です。どなたでも参加できます。この研究会は、応用スポーツ心理学のメンタルトレーニングをスポーツの現場でいかに応用・活用するかの情報交換の場所を提供しています。

競技力向上のメンタルトレーニングを目的として講習会や報告・特別ゲストの講演などを実施しています。

参加者は、プロ・大学・高校・中学・一般の選手からコーチ・体育教師・国体コーチ・大学の研究者・一般の人など幅広くいろいろな角度で情報交換を行っています。ジャージ姿で気軽に参加して下さい。

またこの研究会は、国際メンタルトレーニング学会と国際応用スポーツ心理学会との密接な関係(会員が毎回参加し、日本支部研究会の形式で実施)を保ちながら世界レベルでのメンタルトレーニングの勉強会をしています。

  以上のようなことが、いわゆる研究会の主旨・目的です。しかし、この主旨・目的として何より忘れてはならないのが、日本におけるメンタルトレーニングの「質の向上と普及」です。この主旨・目的のもと2006年10月で第150回目を迎えます。この主旨・目的から派生をして地方支部会や専門分科会が作られたわけです。そして、その専門分科会の中に種目別部門があるわけです。


メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会ホームページ(http://www.mental-tr.com/mental/)より

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